暑くてチルな岩盤浴入門

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本コラムは個人の見解であり、所属するいかなる組織の公式見解ではありません。
吹奏楽団のブログですが、吹奏楽の話はあったりなかったりします。

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大事なおしらせ

以前より告知させていただいているとおり,2020年10月10日(土)に予定されていたThe Live 2020は延期となりました。詳細につきましては、お知らせのページならびにYouTubeの動画をご覧ください。

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The Rec vol.2の動画が続々と投稿されています。今回はソロフューチャーのコーナーから。

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コラムのコーナー

明日がすばらしい日だといけないから、うんと休息するのさ…

スヌーピー

先日、岩盤浴に行った。

おまえは岩盤浴に行ったことあるか? これを周囲の人間にたずねてみたところ、ボーイは100%行ったことが無く、ガールは100%行ったことがあった。検証に足るn数ではないが、どうやらそうらしい。岩盤浴… 代官山や芦屋のハイソな有閑マダムがデトックスと称して行う不思議なアクティビティ… そういったイメージがある。

合理的に理解できないことについては基本的には「んなアホな」というスタンスを取っている。古くはマイナスイオン、コラーゲン、水素水、エトセトラエトセトラ… 蚊も殺さないような顔をして財布の中身を虎視眈々と狙うやつらが巷には大勢いる。そう、おまえの隣のテーブルでビールを飲んでいるそいつもだ。

とはいえ、何事も体験してみないことには語ることはできまい。やったこともないのに批判する奴はただの腰抜けであり、腑抜けである。まずはやってみてから語るべきであり、おれはその信念に基づいてマラソンを走ったこともある。もう絶対二度と走らねぇ。そういうわけで、岩盤浴の200円割引券を握りしめ、仕事帰りに近所の岩盤浴併設のスーパー銭湯に行った。

受付で渡されたHow to 岩盤浴リーフレットに目を通す。なるほど、まずは普通に風呂場で体を洗う。洗った。岩盤浴着に着替える。下着は付けても付けなくてもいいと。下着は無しで良いだろう。着替えた。岩盤浴の部屋に向かう。ハーブのような香りが立ち込める蒸し暑い(といってもサウナほどではない)静かな部屋だ。色々な種類の岩があるほか、大きめの石や塩の塊がごろごろと敷き詰めてあるところもある。タオルを敷き、まずは腹ばいで5分、そして仰向きになって10分、それから10分くらい休憩、と。

岩が温かいというのはちょっと不思議な感覚だが、これはめちゃくちゃ温度を上げたホットカーペットや床暖房の床で寝転がるのに似ている。内臓を暖め… 背中を暖める。少しすると、すごい勢いで汗が出始める。確かに毛穴が開いて老廃物が排出されている感覚はある。デトックスか?と聞かれれば、「水も塩分も取り過ぎは毒ですから」としか言いようがない。ダイエットに効果はあるか?と聞かれれば、「そりゃまぁ水の抜けた分の質量は減る」。岩の効果?あるのかそんなもん?

チル… 暑いけれどもチルな空間である。静かで… 温かくて… じっとしているだけの空間。たしかに、仕事に家事に忙殺され、しかも家でゆっくりとした時間を取れない人にはいいかもしれない。普段止まることのないアレをやらなきゃ、コレをやらなきゃという思考を捨て… 雑念を捨て… ただただ寝転んで汗をかく。根本は瞑想やヨガと変わらねぇな、と思った。なるほど、ホットヨガと名付けよう。

そうこうして、色々な部屋・岩盤でトータル4セットくらいやって出た。そのあとはサウナと水風呂と外気浴を閉店時間まで繰り返し続ける。あの水風呂の羽衣感、外気浴の浮遊感。やっぱりこっちの方がおれは好きだ。

結論。岩盤浴はチルだ。 体への負担は少ないので、穏やかにそしてじわじわと、汗をかきたい人、雑念から解放されたい人、リラックスしたい人には良いだろう。サウナや水風呂とはまた違った味わいはあれど、わざわざ安くない追加料金を払ってまでやるのもなぁ… 嗚呼、『しきじ』に行きてぇ、と思う今日この頃。

今週のリコメンド

長谷川白紙

またすごいのが出てきた。1998年生まれ、2018年デビュー。ぱっと見は優しそうな大学生だが、その音楽がすごい。ジャンル分けなど不要、音楽は面白ければ好かろうもん、というパッションでノックアウトされてしまった。


余談1: 温泉が好きだ。そろそろGoToキャンペーンの恩恵にあやかってもいいだろうと温泉旅館など調べていたが、旅館の基本スタンスとしておひとりさまはちょっと…ってのをひしひしと感じた。一人は気楽でいいので一人旅が好きなんだが、こういうところはちょっと困る。またCOVID-19の再流行はもっと困る。

余談2: 後輩に誘われ、小劇場に朗読ライブを聴きに行った。朗読ライブと言いつつも、演劇要素もかなり多分にあった。なるほど、これだけ距離が近いと息遣いも聴こえて面白い。演技も当然大事なのだが、お話の占めるウェイトというのは結構あるな、と思った。

余談3: コンビニのイートインスペースのゴミ箱に、コンドームの空き箱が捨ててあった。残滓というにはあまりに大きすぎる欲望を見た気分だ。


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