シーシャ、紅葉、コーヒーそれからドーナツ

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本コラムは個人の見解であり、所属するいかなる組織の公式見解ではありません。
吹奏楽団のブログですが、吹奏楽の話はあったりなかったりします。

ニュース

大事なおしらせ

以前より告知させていただいているとおり,2020年10月10日(土)に予定されていたThe Live 2020は延期となりました。詳細につきましては、お知らせのページならびにYouTubeの動画をご覧ください。

YouTube

The Rec vol.2の動画が続々と投稿されています。
今回はシュベルマーさんと一緒に演奏した2曲をお届け。

コラムのコーナー

カフェこそ、そこにじっと座り続けながら、会話がリアリティを創出し、雄大な計画やユートピア的な夢想やアナキスティックな謀反が生み出せる唯一の場所。

モンテスキュー

20201114 -練習報告-

寝屋川市立市民会館で練習をしました。

もっと上手くなりたいなぁと思いました。

詳しいことはまた別の誰かが書いてくれると思います。

シーシャはチルなので良い

先日、久々に京都を堪能した。

年明け以降、主にコロナのせいでなかなか京都の実家に帰ることができなかったのだが、ここ最近は収録だの葬式だの練習だので頻繁に上洛している。久しぶりにゆっくりできそうだったので、朝から晩まであちこちを歩き回った。

北野天満宮を抜けて、建勲神社に行く。初めて訪れたのだが、こんなところにこんな立派な神社(そして山)があったとは。祭神は織田信長。そりゃ立派なはずだ。京都観光としては絶妙なブラインドスポットであり、オススメ。参道の入り口近くには文化的にすごい船岡温泉という銭湯もある。

いろいろあり、シーシャを吸いに行く。おまえはシーシャをしっているか?水たばこだ。水の入った超巨大なフラスコみたいなやつにパイプとホースが付いていてポコポコしながら吸う、中東っぽいやつだ。

烏丸丸太町(からすまるまるふとっちょう)から上がって西に入ったところにMoch Pitというカフェがあり、おれはここで初めてシーシャを楽しみ、マスターから色々と賜った。シーシャは人柄が出るというが、マスターの人柄よろしく極めてまろやかで優しい味と香りである。

シーシャを吸うと、強制的にのんびりさせられる。気づけば平気で2時間とか経ってたりするので、おそらくブラックホールに近く、時間が引き延ばされているのだろう。Chill, relax and null… そういう雰囲気がシーシャカフェにはある(店にもよる)。現代は情報に追い回されがちで、あれやこれやと忙しくなりがち、常に思考がフル回転しがちなので、たまにはこういうところで一服ついて自分を取り戻すのは、良い。

紅葉狩りに最適な場所:京都御苑

秋の日は釣瓶落とし、とはよく言ったもので、一服ついたらすっかり夕方である。 烏丸丸太町は京都御苑の北西角でもある。同志社大学のやたら豪華な建物を眺めた後、御所を歩く。やんごとない御方の庭付き一戸建てってレベルじゃないおうちだ。

紅葉のシーズンになると京都は忙しくなる。毎年この季節はズームイン朝で空撮したりライブ中継したりもしており、京都どっと混む。Theの付く観光地、例えば伏見稲荷大社や祇園、清水寺や嵐山などには近づくことすら嫌悪を催すレベルで混む。今年はどうなのか知らないが。

もう人を見ているのか紅葉を見ているのかわからなくなるから、紅葉成分だけゆっくり味わいたい、という人には京都御苑がおススメだ。ただただ広く、庭(?)は立派で、様々な立派な樹木が植えられ、色とりどりの葉が茂っている。しかもタダだ。

夕暮れ時、昼に比べて少し肌寒くなった空気の中。茜色から紫へと色を変えていく空と、きれいに色付いた木々と、犬の散歩やジョギングなど思い思いに過ごす人々を見て、幸せな気分に浸るのは、良い。

六曜社のコーヒーと一緒に食べるドーナツは最高だ

御所を抜け、京都市役所の横を抜け、そのまま河原町三条まで歩いていくと、六曜社という喫茶店がある。

1Fと地下の二つのフロアがある不思議なお店だ。聞いた話だと地下が先代のマスター、地上が現マスターの担当ということらしい。地下はきれいなお姉さんがカウンターに立っていた。マスター、えらく若返ったうえに性転換までしていたとは。時代の煽りを受け、地下は禁煙(1Fは喫煙可能らしい)。珈琲と一緒に吸うタバコは本当に美味いのだけれども、世の中には仕方のないこともある。

この店のドーナツがとても良い。おまえはミスタードーナツの中で何が好きだ?おれは断然オールドファッションであり、六曜社のドーナツもオールドファッションなそれだ。あまく、しっとりしていて、珈琲によく合う。カウンターに座ってぼんやりしたり、連れとお喋りをして時間を過ごすのは、本当に贅沢な時間の過ごし方だなぁ、と思う。

そうこうしているうちにすっかり夜になり、バスに揺られて家に帰る。改めて思うことだけれど、京都は良い街だ。寺や神社も良いけれど、こういう喫茶店文化が根付いていて、のんびりまったりと充実した休日を過ごせるのは、良い。

人間、100%はもちろんのこと、常に80%のエネルギーや集中力で動き続けることすら困難である。常にff.の曲が聴くに耐えないのと同様である。緩急、ダイナミクス、アーティキレーションこそが重要であり、いわんや人生をば、と思う今日この頃。

今週のリコメンド

PSYQUI

前回は長谷川白紙だった。今回もそういう路線で行こうと思う。PSYQUIだ。

あの界隈はSnail’s House, Tomggg, Nyarons, YUC’eあたりを押さえておけばハッピー&KAWAIIになれると思うのだが、もう少しゴリゴリ感とかドンツク感が欲しい時もある… おれだってそういう時もあるのさ… そういうときに俺はPSYQUIを聴く。新譜が良かった。


余談1: 後輩から、休学と休職のプロフェッショナルとしてアドバイスを求められた。頼られるのは嬉しいことだけれど、いいのかそれで。全般的に言えることとして、まずは生き残ること、そのために必要な兵站を途切れさせないこと。まずは電話でご相談ください。

余談2: 屋外に設置してある指定喫煙場所に桜などが植わっているのだが、紅葉が見事だ。人間は月に立つことに成功したが、風に舞い散る枯葉の美しさを模倣することはできても、生み出すことには成功していない。

余談3: ここ最近は異例の暑さとなっている。半袖で過ごしていたら蚊に刺された。もう11月だぞ。


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