スタバとダム

吹奏楽団インプリメーレでは団員を大募集中です。
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本コラムは団員の中野が”ほぼ”毎週金曜日にお送りするコラムです。
内容はすべて個人の見解であり、著者が所属するいかなる組織の公式見解ではありません。
なお、吹奏楽団のブログではありますが、吹奏楽の話に限らない点についてはご了承ください。。


新着情報

都内、オリンピックとか始まったり、デルタ株陽性者も爆増したりしてますが、それはともかくとしてインプリメーレは練習を再開しました。おそらく、この記事がアップロードされる頃には「いやぁ~疲れたねぇ~」とか言ってる気がします。


コラムのコーナー

達成できるとしたら素晴らしいと思うものを考えてみてください。

あとはそれを達成するために出発するだけです。

アーマンド・ハマー

先日、弊バンドの練習のために実家へ帰省した。あんまり実家には顔を出せねぇなぁ、と思ってはいたものの、なんだかんだでちょいちょい帰っている。実家に帰ると、一人暮らしで不足しがちな野菜が多く摂れるので非常によい。壊血病とかなったらマジでシャレならんからね。サラダボウルと向き合い、一心不乱にワシワシとレタスを食べていると、「夕食はサラダだけでいいんじゃないのか?炭水化物など不要では?」という気分にさせられるから不思議だ。

帰省の交通手段として、今回は新幹線を利用した。貧乏学生は貧乏学生らしく青春18きっぷとか使いたまえという意見もあるが…… あれはなぁ…… 確かに100~200kmくらいの中距離なら最高なんだけど…… 東海道線全線18きっぷで一日ぶち抜きツアーというのはなぁ…… あれはマジでヤバいぞ。色々ヤバい。静岡を横断する間に、移動とは…… 人権とは…… 時間とは…… という本を一冊書けるんじゃないかと思うくらいにヤバい。だから新幹線を使うんですね。差分の時間で、家族と話をしたり、困っている人を助けるなどしたのでヨシ。

しかし、こうして移動するときのホルンのケースってのは、なんであんなに重いのか。楽器の単位重さ当たりのケースの重さでいったらピカイチなんじゃないかと思うくらい重い。形状が複雑なのが悪い。いっそのことブブゼラとかでいいんじゃないんですかね?と思うくらい重い。

そんな、クソ重いケースを担いだ状態で新幹線のコンコースを走ったりしたくないので、余裕を持って行動する。すると、新幹線に乗る前とかに時間が余る。余った時間は優雅に茶をしばく。大きめの新幹線の停車駅にはスタバがある。というかスタバしかない。意識の低い、喫煙可の黒ドトールとかあったら間違いなくそこに行くのだけれど、スタバしか無いなら仕方がない。

弊バンド、ならびにわたくし個人は、スターバックスとは実際無関係なのだが、たまたま飲む機会があったので一応告知しておくと、現在、スターバックスでは、各都道府県のパートナーが地域のお客様を想い、考案したフラペチーノ®を、ぜひお住いのJIMOTOでお楽しみください、ということで各地の名産やイメージをモチーフにした、ご当地フラペチーノ®を各店舗にて販売しております。どこの都道府県かは推察におまかせするが、飲んだやつは非常に爽やかだった。
[新商品情報] 47 JIMOTO Frappuccino®|スターバックス コーヒー ジャパン (starbucks.co.jp)

で、スタバのアプリを確認すると、なんか都道府県メダルがもらえた。スタバのアカウントと紐づいた支払をするともらえるらしい。もらえると言っても電子データだが。全部で47枚。こういうの、ズルくないか。どうしてもこう、なんかのついでに獲得していこうかな?という気持ちが頭をもたげるではないか。

「コロナ前の日常が取り戻せたら」という表現はしばしば目にするが、もしそうなって全国各地を旅できるようになったとしたら、これはなかなか良い収集要素なのでは? しかし、世の中にはもっといい収集アイテムがあるぞ。

「ああ、こいつ、またダムカードの話をするな」と思った方はご明察。その通りだ。知らない人は国土交通省のダムカードのページとか見て知ってください。
ダムカード – 国土交通省水管理・国土保全局 (mlit.go.jp)

ダムはでかいので良い。また、ダムは地形や求められる水利が異なるので、どれもこれも一つ一つ違いがあり、味わい深い。そして、訪問しなければもらえないというのが肝で、人っ子一人いない道をズンドコ行く感じもいとおかし。あくまで主体はダムであり、ダムカードではない。ダムカードを求めてダムに行く、その道中こそが旅路であり、旅路こそが人生である。

俺は限定カードやバージョン違いも収集したいほどのガチ勢ではないにせよ、あれは非常に優れた体験型アクティビティだと思うわけですよ。昨今はコロナ騒ぎでさっぱり収集できていない。おじさんはがっかりですよ。

ポケモンとか初代のピカチュウ版しかまともにやったことなく(殿堂入りした記憶もない)、図鑑のコンプリートなど夢のまた夢。だが、特に収集癖があるわけでもない人間ですら、こういう移動を伴う収集というのは本当に面白い、と感じるわけだ。旅もできる。旅先での一期一会がある。旅先の歴史や文化に触れられる。そしてまた日常に帰る。

悲しいかな、「不要不急の外出を控えよ」とお上からのお達しが出ている昨今ではあるが、許しが下りたらちょっとした収集の旅はいかがだろうか。テーマがあると、旅もグッと楽しくなること、間違いなしだ。まずは手始めにスターバックスの都道府県メダルなどはどうだろうか、と思う今日この頃。スターバックスは実際無関係なんですけど。


今週のリコメンド

別野加奈

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余談1: 梅雨明けは良いんですけど、急に暑くなり過ぎなんだよ。太陽、加減ってものを知らないからなぁ。そういうところは、やはり恒星全体として今後直していくべき部分だよな。早々に超新星爆発して反省してほしいところです。時代は準惑星。冥王星とか行きましょう。ところで、太陽光発電推奨の反核主義者は太陽に文句とか言わないわけ?

余談2: NaClもビックリするほどの、限りなく”しょっぱい”オリンピックが始まった。止めときゃいいのに、と思うものの、そこは大人の事情とかあるんだろう。やむなし。だがなぁ、この夏、夏休み子ども科学電話相談が無いどころか、レギュラー放送自体も度々休止ってのはどういう了見だ。子供の科学的な疑問を解消することより、オリンピックの方が大事か、ええ? 子供たちが外になかなか出かけにくいこのご時世だからこそ、夏休み期間は24時間1か月連続で子ども科学電話相談でもいいんじゃないか? そういうわけで、子ども科学電話相談ゆえにアンチオリンピックになりつつある。

余談3: すみっこでやるシャグレビュー。シャグっていうか、今回はPUREのレギュラー・メンソール・フィルタ。クソ暑いので、せめて一服するときくらいは爽やか~な気分に浸りたくなったから、久しぶりにメンソールに手を出した。ご存じの無い方に説明しておくと、煙草のメンソールは主に口元のフィルタの部分でメンソール感を出しています。しかしまぁ、これが強烈なメンソール感。今まで紙巻で吸ってたメンソールっていったい何だったの……っていうくらい強烈。今までの「ガツンと来るメンソール感!!!」というのが「ちょっとコツンと当たったくらいのメンソール感」に刷新される感じ。すごい。冬に吸ったら死ぬかもしれん。ところで、メンソールを吸うとインポテンツになるという話、あれは一体誰が言い出したんだろうな。

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