こんばんは。迎です。
タイトルから、とても不穏な空気を感じますが多分そんなことは無い…はず。
今日、伝えたいこと
これだけです。
音楽は、苦行だ。決して楽しいものでは無い。
やっぱり、不穏なメッセージじゃないか!
いやいや、大丈夫ですから。多分。
というわけで、今日は僕の持論の話です。
演奏するのって大変なんだよ。
よく聞くアドバイスで、「音楽」は音を楽しむ、と書くんだからしっかり楽しみなさい、というのがあります。
確かに。おっしゃる通り。そう心から思ってる人も多いと思います。
だが、しかし、ですよ。
ほんとか?って思ったことはありませんか?
よくよく考えてくださいよ。
演奏中、楽しいと思ったこと、ほんとにありますか?皆さん。
僕は、無いな。一度も。
「いや、お前ライブの前の気合い抜きでも精一杯楽しみましょう、とか言ってんじゃんかよ!」
「なんだよ、イベント終わった後に楽しかったー!とかツイートしてんじゃねーかよ!」
いいですねぇ。素晴らしい、その野次。
そうなんですよ。矛盾してそうですよね。
分かるよ。
でもね、よーくよーーーく考えてみると、楽しいのは全てが終わった後にその時間を振り返った時なんですよ。
仮に、演奏中に思ったとしてもそれはきっと正確には曲が終わってひと段落着いた時にそれまでを振り返った時のはず。
演奏しながら、リアルタイムに、「楽しい!」なんて思うことは無いはずなんです。
もし、ほんとにそれを感じる人がいるとすれば、少なくともインプリには混ざれない人なんじゃないかな。
いわゆる、「お遊戯会」的な集まりの場合はそうなると思いますし、全くそれを否定しようとは思いません。
それはそれで、娯楽として、非常に大事だし、そういう考えの人たちが集まる集団があることは全くもって自然なことだと思ってます。
実際、僕らが演奏してる最中って色んなこと考えてるんです。
楽譜をなぞらえながら、音を正確に読むこと。
次の展開、周りの音、コード、テンポ、指揮者 の指示などなど…
普通に生活してれば使うことのない脳の部分をいっぱい使ってるはずです。
とにかく、演奏するのは大変なことなんだよ。
みんなよくやってる。すごい。
そう考えるとさ、ほら。
音楽は、苦行だ
ってならないですか?
だけど、それがいいんですよ。
その苦行を積み重ねた結果、「楽しかった!」が出てくるんだから。
だからね、間違ってもこうは思っちゃだめなんだろうなと思います。
「楽しみましょう」
これはね、きっと失敗する。
振り返った時に何も残らない。
だって、「楽しまねば!」って訳のわからない思考になるから。
結果、後で振り返った時に、よくわからないけど楽しかったね、ってことになるんですよ。
きっと、この苦行の積み重ねの結果、僕らが目指す「成長」があるんだろうと思います。
そして、それは一人の力じゃ到底経験できない、大きな成長のはず。
多分ね、それがバンドなんだろうと思うんだ。
それでこそ、バンドなんだろうと思うんだ。
We are the B.A.N.D
今の世の中、本当にコロナに振り回されてます。
僕らもまたしばらく会えない期間が続きます。
どこにもぶつけられないモヤモヤが続く時期にまた入っていきます。
そして、今度は厄介なことに僕らは知ってしまってるんですよ。
オンラインよりも、オフラインの方がよっぽど素晴らしいことを。
去年は、オンライン○○の目新しさにワクワクしてたけど、実際やってみると楽しいんだけど、△△が不便だ、とかデメリットにも色々と気付いちゃってるんですよ。
で、しかもそれを解決する手段がオフラインになること以外になかったりするんですよね。
一人、孤独に練習をする日々にまたなるんだろうなと思いますが…
諸氏、持ち場にてしっかりやっていきましょうぞ。
兵庫県の、緊急事態宣言再発出を前に、また機会があれば書こうと思ってた音楽に対する持論を書いてみました。
2021年も、激動の年になりそうですね。
何か大きなことが起こるのは、必ず奇数の年、月です。
それが、良いことなのか悪いことなのかは誰にもわかりません。
だけど、これだけは言える。
闇があれば、必ず光がある。
去年が、闇だったとしたら…その次にあるのはきっと光だ。
いい年になることを、ただただ祈るのみです。
あ、We are the B.A.N.Dのページ、もう作らなきゃな。