このコラムは毎週金曜日、中野がその場しのぎの文章をお送りする企画です。
Supported by インプリメーレ。
先日、飲み会があった。前回のコラムの枕に使った「徹夜するに至った案件」が無事に終わり、その打ち上げのための宴会である。人の金で食うしゃぶしゃぶは美味いし、人の金で飲む酒はもっと美味い。
一次会が終わり、「あとは若い人たちで…」とお見合いの親御さんみたいな気分になったので、おれはドロンすることにした。とはいうものの、周りを気にせず一人で静かにゆっくりと飲みなおしたい。今日は2月8日だし裏HUBの日だからHUB行ってもいいけど騒がしそうだしなぁ… とそんなことを思いながら、まだ慣れぬ街の駅前をフラフラと歩き回り、そして雑居ビルの地下にバーを見つけた。
失敗した
失敗した。完全にオーセンティック。客は俺一人。棚にはシングルモルトばかり。あの端にあるのは…樽? そして出てくるお店で熟成したカリラのカスクストレングス、差し出される葉巻。 語り始めるマスター。お酒は強いけど美味しい気がするし、煙もとってもふくよかで良い感じだけど、ちょっと格式高すぎんよー。
葉巻を吸いきるまでの2時間くらいは飲んでいた、らしい。 翌日、気が付けば自宅のベッドの上、太陽はてっぺん。そのあと一日中、頭痛と腹痛に苦しめられ、完全に人の形をした置物になっていた(というか今週になってもまだ調子が悪い)。確認してみたらお財布の中身がほとんど無くなっていた。スマホの履歴によるといろんな人に連絡を取ろうと試みていたらしい、すまん。
なんか最近お酒を飲みに行くと、大抵こんな感じで財布と健康に多大なダメージを受けることが多い。改めて飲み方に気を付けよう。
無理すんな
「そうやって失敗を重ねて人は大人になっていくものだよ」「大人の階段上る君はまだシンデレラさ」と言うけれども、無理して大人になる必要は無いな… ちょっと背伸びして良いお店いったり、良いものを体験するとかも大事なことかもしれないけれど、なんか違うなと感じたら、それを信じたほうがよさそうだ。
結婚したり、子供が生まれたので育てたり、出世して部下ができたりして、否応なく大人にならざるを得ないシーンもあることだろう。
どうせそうなら、あくまで自然体かつその時々の気分でやっていき、なんかうまくいかなかったら、反省して次に活かせばそれでよい… そして過ちを繰り返しながら… 時が流れ… 年老いて… やがてくる最期の時を迎えればよいのではないか… そんなことをベッドの上で考えながらウトウトしていた。
中野(Hr. / ピーターパン症候群)
RECOMMEND_01 AVOCADO BOYS
2018年に名古屋で活動を開始した、Jazzy popとかシティポップとかそういう感じのバンド。HAPPY&UPLIFTIN’ がテーマだそうだ。
余談1:思い出すシリーズ『ノーパンしゃぶしゃぶ』。ノーパン喫茶も含めて、既に国内には存在しないとのこと(つまりは世界にもおそらく存在しないであろう)。もちろん実際に行ったことはないが、調べてみても何が良いのかサッパリわかんねぇな。見るだけだろ?ただの助平じゃん…
余談2:下ネタから人生相談までできるような気さくなマスターがいる、雑多だけどうるさいわけではない、そういうお店の方が俺は好きだ
余談3:ぶっちゃけ、焼酎梅割り(300円)とかホッピーセット(400円)とかを、おでんとかモツ煮とかでやれればそれでいいんじゃね?