こんばんは、迎です。
今日は、ちょっと真面目に音楽の話です。
練習の時、常に意識してることがあるんですね。
「毎回、違うことをやってみる」
毎回同じことをやるのも、大事なんだと思いますが、
音楽は、再現性が求められるものじゃないと思うんです。
楽器って息を吸って、吐いて音を鳴らすでしょ?
空気がいつでも同じではないんだから、当然鳴る音も違うはずなんです。
ならば、毎回同じことをやる努力って多分意味がなくて、
むしろ変化させる努力をすることにこそ意味があるはず。
変化と言っても、直前に吹いたフレーズや感じ方をちょっとだけ変えて
自分に一番しっくりくる感覚を探していく作業なんですけどね。
そんな努力がつい先日ちょっとだけ実った気がしています。
この曲。
テンポが早い曲ですので指回しが大変。タンギングも間に合わなかったり、
アクセントの位置とかもすごく難しいんです。
こういう場合によくやるのが、
テンポがゆっくりなところから徐々に早くしていく
よくありますよね。
こうすると、確実にフレーズを読み込めますし、それを確実に音に変換できる。
よくわかるんですが、ここから徐々に早くするのがすごく難しい。
というか、たとえできたとしてもどうしても、もたっていくんですよ。
うーーん、どうするかなぁと思いながら、ちょっと感覚を変えてみる。
ひっかけるタイミングをちょっと前に出してみる
早いテンポだと、ジャストの拍(1、2、3、4…)は結構揃う。
それは多分テンポを十分に体で感じられてる証拠だと思うんです。
ただ、そこに意識がもっていかれすぎて、裏拍のひっかけが甘くなる。
なんかそこが乗り遅れてどんどんもたっていく気がしたんです。
実際やってみると、最初はちょっと走り気味になってしまいますが、
この手の曲はもたるよりは走る方が良い。
曲に勢いが出ますからね。リズムがどんどん前に進んでいけます。
そこからの調整は意外と楽。
テンポの早い曲の捉え方がわかったところで、今度はテンポの遅い曲。
これを、例えばさっきみたいにひっかけるタイミングに意識をもっていくと、
なんだかせわしない曲になります。
この手の曲は「Laid Back」と言われてますが、
少しだけ後ろに引っ張りながら演奏するのがイキです。
後ろに引っ張りながらというよりかは、SwingをEvenに感じながら、
という方が僕の感覚が近いかな…
なので、意識としてはさっきとは逆に
ジャストの拍をいかにジャストで吹けるか?
でした。
ジャズだから、とかそういうことではないんだと思います。
日本人の気質として、そういう風にやらないとサマにならないんじゃないかな。
やっぱり我々に根付いているのは、盆踊りとか演歌とか歌謡曲とか。
そういうネットリ系の雰囲気がきっとやりやすいんじゃないかと思うんです。
そこに、上で書いたような感覚ってないと思います。
むしろ、逆なんじゃない?
と、いうわけで演奏する時のちょっとした気付き。
それを今日は皆さんに共有しようということで記事を上げました。
余談1:東京がまた大変なことになろうとしてますね。わかってたことではありますが。さすが日本の首都。政治がどうこうとかはもちろんあると思いますが、経済を回すために緊急事態宣言を解除。第2波は覚悟の上で、それでも経済を回さないとこの国が破綻してしまう危険性を回避したということです。結果蓋を開けてみると、全然第2波の対策なんて考えてもないじゃない、というのが明らかになってきてますね。都知事選どころじゃなさそう。ひとまず僕は、これがまた全国に広まらないことを祈るばかりです。
余談2:GW明けから見始めたオドぜひ。第1回からスタートして、ようやく9年分の放送を全て見終えました。楽しみが一つ減ってしまって、オドぜひロス。通常回の放送がすごく楽しみ。次はたりふたシリーズです。初代は見たので、あとはもっとたりふた、14’のたりふたライブ。量が少ないのですぐおわっちゃいそう。まぁ、そのあと住住もあるし見るものには困らないね。
余談3:明日の金スマ、南キャンの山ちゃんSPですね。オードリーの後山ちゃんとか、スタッフわかってんなぁ。楽しみです。もちろん、予約してますが多分リアタイでしょうな。