こんにちは。迎です。
管楽器奏者なら色々と悩みの多い、室内での練習。
おうちでやると大変うるさいのでプラクティスミュートは欠かせません。
僕も2つほど持ってます。
これで十分こと足りるんですが、このコロナ騒動で部屋で練習することが多くなりまして、こんな悩みがいろんなところから出てくるようになりました。
「プラクティスミュート、高いんよ。」
そうですよね。トランペットですら6,000円以上ってところですもんね。
例えば、サイレントブラスのチューバ用とか、特別給付金が半分以上消えますからね。
と、いうわけで身の回りのもので気軽にミュートを作ってみよう、ということで僕も作ってみました。
材料
材料は、こちら。キリがおうちにあれば200円ほど。なければ300円ほど。
全部ダイソーで揃います。コーヒー缶はコンビニでもスーパーでも自販機でも。
- 290mlのコーヒー缶(メーカー問わず、口が広いタイプにしましょう)
- キリ
- 防水タイプのすきまテープ(防水でなくてもいいとは思う)
作り方
作ってる最中の撮影をしてなかったんですが、特に撮影するほどのものでも無いですよ。
コーヒー缶の蓋を取り、飲み口の淵にすきまテープをくるっと巻きつけます
そして、底に適度にキリで穴を開ける。
ここは吹奏感に直結するので、吹きながら調整していくのがいいと思います。
以上。あら、簡単。時間にして約3分。
どんな音になるの?
この辺りの話はまたプリラジかTwitterで。気が向けば収録します。
アルミ缶なだけあって、ストレートミュートとか、ハーマンの音を小さくしたような比較的乾いた音が鳴ります。
そして、何よりすごいなと思ったのは、そこまで抵抗を感じないですし、ピッチも悪くない。
普通にミュートをつけずに吹いた時とあまり変わらない感じで演奏ができるので、トランペット吹きには大変おすすめです。
缶のサイズを大きく、すきまテープを2層、3層にすればベルの大きな他の楽器にも対応させられそうですね。
考察
作ってみて、吹いてみて感じたことです。
口が幅広な缶を使うのは大正解。
吹奏感に違和感が無いのは、空気の通り道がほぼ菅の大きさと同じだからです。
これが例えば、口の小さいタイプになると消音効果は期待できるかもですが、きっとピッチコントロールが大変なことになるでしょうね。
他にも、世の中の例としては、ペットボトルでやってみる、とかもありました。
オクラミュートみたいなイメージだと思いますがあれも口を大きくする一手間が必要だと思います。
アルミ缶の良いところといえば、ペットボトルに対して非常に軽い、ということ。
サイレントブラス、重いでしょ。
楽器を構えた時に重心がズレるのでミュートを外した時にすごい違和感なんですよ。
わかりやすく言えば「バケットミュート」外した直後と同じ違和感。
アルミは軽いので全くそこは感じなかったですね。
安くて、早くて、安心な、クラシアンスタイルのプラクティスミュート、ぜひ皆さんもお試しくださいな。
[余談1]久しぶりに中野先生の余談スタイルをつけたくなりました。
[余談2]ミュートつけて練習しすぎて、ミュート付けない時の感覚の方が違和感な時もあります。おうちでミュート付けずに吹く時には、マットレスで囲って天井は冬用の毛布を乗っけた簡易防音室を作ります。実家で吹く時は、折りたたみベットをVの字に立てて、その中にベルを突っ込んで吹きます。簡易防音室パターンは、もう暑くなったのでできません。
[余談3]最近のブームは「ズーラシアンブラス 」ついこの間、彼らの楽譜全品半額セールやってました。大人買い。まだ届いて無いですけど。吹奏楽ブームが訪れる時は、すなわち2年後、3年後のライブのセットリストを考えている時。つまり、そういうことです。
[余談4]今年のライブ本編ラストの曲はオリンピックの曲でした。でも、来年に延期になったので今年はしません。来年その曲にするかというと、もういいかなぁと。でもオリンピックイヤーだし、それっぽいことしたいよなぁって思ってる時に余談3の話ですよ。あぁ、ネタバレが過ぎたか。お口チャック。