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本コラムは団員の中野が”ほぼ”毎週金曜日にお送りするコラムです。
内容はすべて個人の見解であり、著者が所属するいかなる組織の公式見解ではありません。
なお、吹奏楽団のブログではありますが、吹奏楽の話に限らない点についてはご了承ください。。

新着情報

来週より、練習再開予定です。

また、指揮者迎もワクチン接種をしてきたようです。ハウツーや注意事項を丁寧に記録してくれているので、一度ご覧になってはいかがでしょうか。

コラムのコーナー

先日、『僕の心のヤバいやつ』の5巻が出たので、早速読んだ。はぁ…… 甘酸っぱい…… 甘酸っぱいなぁ…… と思いながら読んだ。

『僕の心のヤバいやつ』をご存じか。中二病真っ盛りの陰キャ男子（市川）と、モデルもやってる陽キャ女子（山田）の恋愛漫画だ。こいつがまぁ、マンガクロスで隔週火曜日で更新されており、更新日になる度に、いい年こいたオッサンどもをキュン死させているわけだ。

甘酸っぱかったなぁ、と反芻しているときに、はた、と気が付いた。こと恋愛においては、やたらと味覚で表現されがちでは？ 甘い恋、酸っぱい恋、ほろ苦い恋、しょっぱい恋。なんとなく想像がつくな？ うま味は…… 多分こう、鰹節とか干しシイタケっぽい深みというか奥行きがあるというか、出汁が効いてる感じなんじゃないか？

これが、他の五感、すなわち視覚・聴覚・触覚・嗅覚となると、どうにも怪しい。桃色片思い、静かな恋、熱い恋、柔らかな恋、あたりはまだ想像ができるが、それ以外は、あまりにも高度に文学的過ぎて俺には分からん。

で、”甘み”の話だ。巷にあふれる恋愛表現を拾ってみても、どうやら、恋は甘いものらしい。それでは、ということで実際に調べてみると、ホントに甘いらしい[1]。

多くの女子は甘いものが好きだ。そして、恋バナが好きだ。どっちが先なのか（おそらく前者だが）分からないが、もしかすると、彼女らは概念もケーキも同じく胃袋に入れている可能性がある。げに恐ろしや。

さりとて、男が甘いものが嫌いかといえば、割とそうでもない気もする。さすがに、男一人、スイパラに見参、というのはお目にかからないが。最近はめっきり、ショートケーキや砂糖菓子のようなコテコテで甘いものは重すぎて無理になってしまったが、やはり甘いものは、美味い。メレンゲ少な目のレモンパイくらいが、ちょうどいい。美味しい淹れたてのコーヒーがあれば、もう言うことは無い。

オッサンどもが阿鼻叫喚している僕ヤバ界隈を見るにつけ、老若男女問わず、やはり甘いものが好きだし、恋バナが好きなんだろうな。ひょっとして「なんか美味しいパンケーキ屋があるらしいんだけど、男一人で行きづらいので一緒に行かねぇか？」という誘い方はかなり有効なのでは？ メンズ諸君、機会があれば使ってくれ、そして俺に恋バナを聞かせてくれ、と、そんなことを思う今日この頃。

参考文献

[1] Ren, Dongning, Kenneth Tan, Ximena B. Arriaga, and Kai Qin Chan. 2015. “Sweet Love: The Effects of Sweet Taste Experience on Romantic Perceptions.” Journal of Social and Personal Relationships 32 (7): 905–21. https://doi.org/10.1177/0265407514554512.

今週のリコメンド

恋愛漫画あれこれ

from 甘いやつ to 辛いやつ

余談1: 梅雨が明けた。青い空、白い雲、突き刺すような陽射し、セミの鳴き声、唸る室外機、漂う紫煙。完全に夏だ。カルピスソーダとビーチボールの季節がやってきた。

余談2: 注射券がようやく届きました。

余談3: すみっこでやるシャグレビュー。BLACK SPIDERの”OGURA”。ブラックスパイダーといえば、黒い紙巻の、ドチャクソ甘ったるいバニラ香で、非喫煙者にも名が知られているところだ。シャグにはあのシリーズで他にも色々な味があって面白い。先日、ペーパーが切れたので買いに行ったところ、新作でこの”OGURA”があったので気になって一緒に買ってみた。OGURA味って何ぞや……？と思いきや、これが小倉あん。甘さは控えめだけれども、後から餡や小豆の味や香りがやってくる。面白く、不思議なフレーバーだ。煙草の味と小豆の味っていうのは結構ベクトルとして近くて、個人的には美味しいと感じる。なるほど、これはフレーバーの妙だ。ただし、パウチがめちゃくちゃ開けづらい。