吹奏楽団インプリメーレでは団員を大募集中です。
詳しくは文末の団員募集のバナーからアクセスください。
この記事は、毎週金曜日、団員の中野がお送りするコラムです。
なお、このコラムは個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。
今週のアップデート
リモプリ!!
ぎーさん(Perc., Pf.)による演奏で、湯山昭さんのピアノ曲集『お菓子の世界』から3曲。こういう小品、良いよねぇ。
初夏の風に吹かれて
先日、緊急事態宣言が解除されたことは皆さまご存じのとおりである。様々なところでも段階的にアクセスができるようになってきたようである。21_21 DESIGN SIGHTで開催されていた『秘展 めったに見られないデザイナー達の原画 』が昨今の騒ぎで会期中に閉館してしまい、「見逃した…」と絶望していたものの、気づけば会期も延長、6月から予約制であるものの行けるようになった。うれしい限りである。
昨今の騒ぎで普段以上に家に引きこもりがちとなっており、活力… 生命力… エネルギー… ポテンシャル… なんかそういった前向きの力が無くなっていた。髭は伸び続け、腹が減ったらコンビニ飯と宅配ピザで凌ぎ、無軌道にコンテンツを消費し続けると、どうなるか? 天井を眺めながら、人とは…? 生命とは…? 宇宙とは…?みたいな面倒くさいことを考え始め、今までの人生を振り返っては落ち込んでしまう。そんな状態ではブログも書けない。
そんな折、俺の通うキャンパスもごく一部を対象に条件付で入構が許可されるようになったので、2カ月ぶりに身支度を整えて登校した。人は全然いない。天気は最高。少し蒸し暑くなってきたけれど、吹きぬける風はすこぶる爽やか。カルピスとか飲みながらベンチで休憩していたら、あっという間に毒気が抜けていった。
日光を浴びるとか、風を感じるとか、草木のざわめきや川のせせらぎ、鳥の鳴き声なんか耳を傾けるとか、夏の香りを嗅ぐとか、そういった自然のなかに身を置いて色々と感じることが精神的に大切なんだなぁ、と思った次第。「自然に帰れ」ってルソーも言ってるし。そういう意味じゃないって?
トランプ大統領が「わし、抜けたるもんね」と言ったりして話題のWHOでは、健康の定義について『健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること』と憲章で謳っている。師匠が暇つぶしに電話をかけてきたので、その話をしたところ、「この地球上、健康な奴なんて一握りじゃねぇのか」と言っていた。ウケる。たしかに。
まだまだコロナ禍がおさまりそうにない今日この頃、相変わらず社会的に瀕死の状態が続きそうではあるものの、せめて精神の充足は欠かさずしていきたいと思う今日この頃。もちろん、COVID-19とか感染すると肉体的にヤバいので、ちゃんと予防とかしましょう。
RECOMMENDS
1: Breeze
メリーランドを拠点とするビートメーカー兼フィルムフォトグラファー(Rico名義)。部屋で流してると居心地がよくなるので好き。
2: 僕の心のヤバいやつ
『みつどもえ』『ロロッロ!』などの著書を持つ、桜井のりお氏の漫画。中二病男子と美少女の青春。僕ヤバは、ヤバい。全力で殴ってきはる。6月8日に第3巻が出たぞ。
余談1: 風のうわさでは、緊急事態宣言解除後、渋谷とかすごい人出らしく、「大丈夫か?あほなのでは?」と思った。「俺はすでに感染している… 俺を置いて先に行けっ…!」っていうパニックホラーシーケンスがこんなに役に立つ状況って他にはなかなかないと思うんだけど。
余談2: 落ち込んだ気分を紛らわせようと思ってお酒を飲んだら余計に落ち込んだ。アルコールはダウナーだしね… っていうか、お酒よりいちごオーレとかオレンジジュースとか麦茶の方が美味しくないですか。
余談3: で、自然に身を置いてるときに「最近写真とか撮ってないなぁ」ということに気が付く。たいそう暇していた頃は、色々と車で出かけて、川とかダムとかの写真を撮ったりしていたので、あれが良かったのかもしれん。いい季節だしバイクで写真とか撮りに行きたい。