あけましておめでとうございます。迎です。
お正月、皆さんテレビは何をご覧になられますか?
僕は毎年格付けチェックとTOKIO×嵐を行ったり来たりです。
そんな格付けチェック、音楽をやってる人はきっと音楽ネタ2本は確実に当てにいこうと頑張る種目だと思います。
ばっちり2問とも正解しましたが、そんな中特にオーケストラの問題を聴いているときにふとプロとアマチュアの違いに僕なりの答えが出た気がしました。
Twitterにはちらっと書いたんですが、今日はそのお話です。
席替え翌日と席替え1週間後の教室に入る瞬間の違い!?
小学生の頃を思い出してみて下さい。
席替え、楽しみでしたよね。
僕の記憶だと、帰りの会の最後に席替えをやって机を移動してから帰ることが多かったように思います。
そんな翌朝、教室に入った瞬間、一瞬前の席に行こうとして「あっ」ってなりましたよね。
僕はそのまま間違った席に座って、なんか違うなぁと思って気付くタイプでした。
だけど、1週間も経てば当たり前のように新しい席に座ってます。
むしろ前の席どこだったっけってくらいです。
プロとアマチュアの違いって僕はこれだと思うんです。
要は、「慣れ」です。
プロは日常の延長
プロのミュージシャンは音楽を仕事にしていらっしゃるということもあり、僕らが毎日パソコンに向かって仕事をするように、彼らは毎日音楽と向き合います。
年間に何十、何百とステージを重ねます。
場所もきっと様々、形態も様々なはずです。
ある時はオーケストラ、ある時は四重奏。
東フィルとしてのステージかもしれませんし、どこかのゲストとしてのステージかも。
それがテレビになったところで普段やってることを普段通りに楽しくやればいいだけだし、きっとそこに対して特別な感情があるわけでもないと思うんです。
アマチュアは非日常
対してアマチュアの彼ら、紹介でもあった通り年1回の定期演奏会を楽しみに活動をされている方々です。
ご覧になられた方はよく分かると思いますが、素晴らしい技術をお持ちの方ばかりでした。
きっとプロと変わらない技術をお持ちの方も多かったと思います。
ですが、きっとステージでの演奏回数は圧倒的に少ないはず。
一つ一つのステージはきっと特別で、普段の練習でやっていることを一つ一つ丁寧に確認しながら演奏していくことが大事なはずです。
普段と違う場所でいつもと同じ場所を探すんですよ。
席替え翌日の朝と同じじゃないですか?
じゃあその違いがどこに現れるの?
結局表現の仕方が大げさになるんですよ。
アーティキュレーション、ダイナミクス、体の動き一つ一つ。
Aが正解だと言ってた方の意見でありましたが、
「Aの方が音圧がすごかった」
「Aの方が表現が豊かだった」
その通りだと思います。間違いない。
だけど、それだと深みは出ないんですよね。たぶん。
東フィルの演奏、粒がそろってて息もぴったり、一つ一つの表現はすごく小さいし幅も大きくは無いんですが音に余裕があるというか。
リビングで鼻唄うたってるのと同じような感覚で全員が演奏しているように聴こえてくるんです。
インプリの目指すところは?
ほんとはプロを目指すのがいいんでしょうが、プロになる気のない人がそんなこと言っても説得力は無いので特にアマチュアだとかプロだとかは意識してません。
それは僕個人としても。
結局は場数なんだなと思いましたので。
ここ数年、かなりステージに上がる回数が増えまして、全く緊張しないステージが増えてきているので余計に気にしてません。
なので、インプリメンバーには各々自分の活動を頑張っていただいて、一回りも二回りも成長して集って戴きたいなと思っております。
きっとYouTubeだったりTwitterの2分の動画だったりもその一つだと思うんです。
誰が見てくれるかも分からないところに自分の演奏をさらけ出すってすごい勇気だと思いますよ。自分でやっといてなんですが。
という、元も子もない結論で終わりましたがテレビを見ながら思ったことでした。