お久しぶりです。フルートパートの住友です。
夏の暑さはどこへやら、すっかり気温が下がって過ごしやすい気候となって参りましたね。
天高く馬肥ゆる秋とも言います。先週は合宿がございまして、夕食に焼肉を堪能したのですが、これがまあ美味しい。
住友は元々味音痴なので食にはそこまでこだわりはないのですが、美味しいものを食べると幸せな気持ちになります。
口内に広がる季節の彩りなんて素敵ですよね。季節に沿った、その時にしか味わえないものをその時に味わうというのはとても贅沢なことだなぁと思うわけです。
実はこれ、音楽にも言えると思います。
いつも同じ時期に楽しい音楽を聴き続けると、いつの間にか毎年、その時期が近づいてくるとそわそわと楽しみになってくるものです。
というわけで、宣伝です
「美味しい店、知ってるねん」と、一度は言ってみたい人生でした。
でも、「美味しい音楽が聴けるとこ、あるねん」とは言えます。
言わずもがな、今週末に迫りましたインプリメーレ吹奏楽団のライブのことです!
(どんどんハードルを上げていくスタイル)
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02j0cje5yvg21.html
事前予約が必須となります。上記リンクよりご予約頂きますようお願い申し上げます。
さて、個人的な話をしますが、こうしてホールで皆様にお会いできるのは3年ぶりです。
しかし、思った以上に緊張していないんです。楽しみな気持ちばかりが逸って、ライブの途中で突然緊張する気しかしていません。
突然私の顔面が固まってしまったらお察しくださいませ。
見どころ聞きどころのご紹介
今年のテーマは「うまいもん市」。
合宿やリハーサルを終えた今、胸を張って言えるのは「美味しい音ができあがってきたぞー!」という自信です。
さながら、じっくりコトコト煮込んだシチューのような……(ホワイトシチューの美味しい季節が待ち遠しいですね)。
インプリファンの皆さんには、聞き馴染みの曲があるかもしれません。
「前に聞いた時よりも良いな!」と思ってもらえたらとても嬉しいです。
あるいは「前も良かったけど、今回のアレンジも効いてるね!」と思ってもらえたら万々歳です。
きっとご満足頂ける仕上がりとなっていると思います。
もしも私が2人いたなら、舞台に上がる自分と観客席で見ている自分、両方楽しみたかったです。ちょっと悔しい。
個人的に大好きな曲をこっそり教えますね。
まず、一番最初の曲です。音源を初めて聞いた時に、真っ先に心を掴まれました。ソロがあるんですけどね、誰が演奏するのか真っ先に浮かんだのです。
芯のある凜とした音色は、あの人が吹くに違いない! と。当然ながら想定した通りでした。(他に人がいないから、とかそういうんじゃぁないんですよ)
1曲目から心して聴いていただければ幸いです。
次に、すごーく飛ぶんですけど、2部の曲になります。
夏から秋にかけて、あちこちで空気が少し震えるというか、人がそわそわしだすのを感じませんか?
なんだか遠くから、懐かしい音楽が聞こえるな……というような。
案外、子供時代の思い出や刷り込みなのかもしれませんが、「ちょっと様子を見に行ってみようよ」と薄暗い外を駆け出して、その音が近づいてくる空気の震えに胸が躍るというような。
ぴょーろろ、ひゅーるる、どんどこどん。楽しい音楽ですので、きっと絶対楽しい気持ちになります。
あと2曲紹介させてください……オススメが多すぎまして。
夜空の煌めきを存分に楽しめる曲です。
深い瑠璃色の空に、溢れ落ちるような星々の輝き。澄んだ歌声が聞こえてきそうな、優しく柔らかいメロディー。
……申し遅れましたが私、主にピッコロ(横笛の小さいやつです)を吹いてまして。
この曲は、全曲の中でも一番自信を持ってキラキラと輝ける曲だと自負しております。
決して吹いている小節が多いわけではないのですが、頭の上の方でキラキラした音色が落ちてきましたら、私の音色だと思ってもらえると恥ずかしくも嬉しく思います。
最後に、民族的な音楽を。
私は某作曲家が大好きなのですが、例に漏れずこの曲もそうなんです。
元々民族系の音楽がすごく好きなんですけど、テーマがイメージしやすくて、素直に音が入ってくる感じが心地よいのです。
どの部分が特にオススメかなんてちょっと絞れないんですが……強いて言うなら、水面を悠々と泳ぐ魚を水面すれすれで感じつつ、明るい日差しと草の匂いがするような、良い感じのテーマがあるんですけどね。そこがとても好きです。
おわりに
長々と書いてしまいましたが、要するに全曲オススメです。
耳で感じて目で楽しみ、想像の匂いを嗅ぎながら口の中で咀嚼して、胸いっぱい腹いっぱい満たされて頂ければ幸いでございます。
最後になりましたが、会場で皆様に、元気な姿でお会いできることを心より楽しみにしております。
是非、お楽しみくださいませ。お待ちしております。
おわり。