吹奏楽団インプリメーレでは団員を大募集中です。
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この記事は、毎週金曜日、団員の中野がお送りするコラムです。
なお、このコラムは個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。
今週のアップデート
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先日、酷暑を前にエアコンの冷却性能がいよいよ勝てなくなり、マイスイートホームが絶望の空間と化した。さりとて、外に出ればその瞬間蒸発してしまう。どこか冷房の効いたところで過ごそうともマスク着用で地獄。ラボも夏休みで閉鎖。項羽も真っ青の四面楚歌である。
もうこうなってくると、脆弱な肉体はベッドに横臥する以外の選択肢を取れず、ただでさえ木綿豆腐レベルのメンタルが絹ごし豆腐になってしまう。ずっと横になってただただ惰眠を貪り、眠りの合間にポチポチ携帯をいじったり天井を見つめたりして時間が過ぎるのを待つというのも悪くはない。でも、それもずっと続くと感情がどんどんフラットラインに収束していく。身を起こそうとするもののどうにもやる気が出ないのでまだベッドに倒れこむ。ああ、ベッド… 俺は君がいないとダメなんだ… 結婚してくれ…
活動はどうもダメなので、せめて何か文化的なものを摂取せねばマジでヤバい。しかして集中力が必要なものは今はキツい、しかも飢餓状態からいきなり心に重いコンテンツを攻めると下手すると死にかねない。さて、どうするか。答え、ライトノベル。
ライトノベルの定義とは何ぞや…?という話をはじめると、宗教戦争がはじまり誰も幸せにならないのでやめよう。一般的に会議で『そもそも論』を始める奴は大抵、敵とみなしてよい。そういうのは学会とかお偉方に任せよう。
ライトノベルの類にきちんと触れるのはそれこそ10年以上ぶりだけど、分かりやすいエンターテインメント&お気軽さ、というのは今の気分にちょうどよかったように思う。以前から気にはなっていた 『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』とその外伝やら続編やらを読んで、それから『Re: ゼロ~』のアニメを観た。
そうして、「面白い」「ハーレム良いなぁ」「こういうのもたまにはいいよね」と思いつつも、「やっぱりなんか違うな」という考えに至り、何か自分の求めるものとかアイデンティティとかを再発見したような気分になって、そこに回復の兆しと希望を見出す。
音楽もそういう点で文学と共通していて、きつい時にプロディジーのvoodoo peopleとか流されても「無理!」としか言いようがないし、クラシックを本気で聴くのも途中でめげてしまうだろう。そういうときは頭からっぽにして昔よく聴いていたノラジョーンズのI don’t know whyとか聴きたい、というのが人間の気分ってやつだ。
かつて好きだったけど今では見向きもしないようなものをたまに振り返ったりするのは、自分を取り戻すのに大事なんじゃないか、とそんなことを思った今日この頃です。
今週のリコメンド
egoistic 4 leaves
ツインドラム・パーカッション・ベース・ギター・キーボードの6人組インストバンド。カッコいい。
先月、8年ぶりとなる2ndアルバムがリリースされたぞ。
余談1: セルフメンタル死亡保険というワードがTwitterで流れていて、それは素晴らしい案ですねぇ、ただし積立できるだけの余剰可処分所得が必要という点を除けばなぁ!って思いました。
余談2: リゼロ、29話『親子』だけは泣いた。あれはダメだ。あとヴィルヘルム爺さんがカッコいい。今のところ、その二つだけでいいな。やっぱ、愛だよ、愛。
余談3: 俺が読みたいから、みんな練習報告かいて。